流転工房

シンギュラリティをこの目に

預金、やめた。(山口哲生)読了、、評論家には責任がないという前文から。


年5%運用益を手堅く押さえたいというファイナンス本。

給与振込口座、緊急現金口座、国内証券口座の3つを管理しているけど、貯金口座を作ろうかと調べているとき手にとった本。

ここでは資産の性格と組み合わせを考え、リスクバランスを考えよとある。

資産とは「日本株式」「日本債券」「外国株式」「外国債券」であり、リスクバランスとは、これら資産の持分比率を分散して長期視点で管理せよということ。


うん、日本株式しか知らない。国内不況のリスクに対応していない資産構成ということになる。

為替やBRICs株に手を出す気はない(本書でも非推奨)けど、海外市場の知識は必須だから資産構成をいじることで自然に学べる環境にしてみるか。。


また、心構えをしっかりしてパニックになるな、という当たり前の記載があるけど、その例が印象的。

振り込め詐欺の被害者はパニクってるから、「騙されてもいいから振込ませてくれ」なんてことになっているらしい。

パニックにならないためには、事前に準備したストーリー(基準)で行動することが大事とか、、難しいけど緊急時に行動するためには必要なこと。。

どちらかというとメンタルの維持が主要論なので、肝心の運用益5%の方式については当然ながら自分で考えないとわからない。学んだことは資産構成の考え方、、変額保険はよく分からないのでスルー。

当初検討した貯金口座はとりあえず脇に置いとくか。


ちなみに著者は生命保険業界の出身者。以下はナカナカ。

あなたは身軽になったことで、新しいことに挑戦できます。

つまり保険とは、「不確実性なことを他に任せて、新しいことにチャレンジするためにある」のです。本当に大切なことは、「よい生命保険」「安い生命保険」「合理的な生命保険」に加入することではありません。

生命保険に加入したことによって、あなたがどんなことにチャレンジしていくのかということが、本当に大切な事です。