流転工房

シンギュラリティをこの目に

【News】シリアスゲーム、あるいはトレーニングソフトウェア。 #gigofront

日経新聞から引用。。

感染症、災害、教育…世界の問題を解決する「シリアスゲーム
ゲームジャーナリスト 新 清士
2011/11/3 7:00

 「シリアスゲーム」というジャンルのゲームをご存じだろうか。感染症や自然災害、教育など、現実の世界で起こりうるシリアス(深刻)な問題を、シミュレーションを通じて楽しみながら解決していこうというものだ。実はオランダが国策としてこの分野のゲームの育成・普及に取り組んでおり、着実にノウハウを蓄積している。日本や米国などゲーム大国とは異なるアプローチでゲームの可能性を探ろうとしている動きを紹介する。

中略・・・

 半面、ビジネスとして収益を上げる難しい分野でもある。訓練などに使えるゲームに仕上げるには高度なデザインの技術が必要な上、その教育・学習効果の測定が容易ではない。特定企業のニーズに対応したゲームを開発すると、一般ユーザー向けに販売しづらい。娯楽を追求するゲームと違い、収益機会が限られるといった課題が横たわっている。

中略・・・

 ところが、オランダではシリアスゲームがしっかりとビジネスになっている。同国のゲーム会社は170社以上。大半が小規模な企業だが、その半数以上がシリアスゲームの開発会社で占められ、教育、医療、職業訓練のゲームをつくっている。

 秘密はオランダの政策にある。ゲーム関連の教育分野や研究所に割り当てられている研究開発費は08年だけで2000万ユーロ。オランダの大学の30%にはゲーム関連の学位が用意され、ゲーム研究が活発に行われている。その主要分野がシリアスゲームというわけだ。


うーん、エンターテインメント性が認められてのマーケットではなくて、国の援助があってのマーケットか。

ハンズオンのゲーム化路線と気になったけど、この種のゲームは体感にかけるし、、教習所に導入しているバイクシミュレータもいまいちだったし。発展途上なのか、先のない分野なのかはわからない。。

ただ、技能の習熟には永遠の反復が必要だけど、その苦痛に音楽やリズム、エンターテインメント性を取り入れる方向性は正しいと思う。

ポイントは、現実とのリンクを追求するか否か、バーチャルと割りきってあらゆるパターンを脳内再現するか、どちらか一方を選ぶことなのかな。現実は、机上の通りに行かないからこそ、机上を徹底しておくという考えもあるし、、現実に具現化したら終わりな出来事もある。


まぁ手段のツールだから、なにより大切なのは、退屈を取り除くことだろうけど。