流転工房

シンギュラリティをこの目に

『給与明細は謎だらけ』 課税対象の収入を、控除と出来る項目を意識すること。


給与明細は謎だらけ。まさに。

ここ10年のサラリーマン年収の右肩下がりが顕著になってきている中、理解していない天引きを、楽だからといって許容すべきでないと。節税云々ではなく、明細を把握せよと。


で、基本の所得税



年間給与収入額−給与所得控除額−所得控除額 が所得税の課税対象額(5〜40%)となる。

※算出税額から税額控除される場合あり


所得税は、日本サラリーマンの平均給与から見ると、ほぼ20%あたりか。

控除テク?は、今のところ歯医者の医療費控除ぐらいしか縁がないかな。給与所得控除は、最低額保証65万+αとなる。

それから、住民税は前年度所得に対して10%。

問題の社会保険料は、本書でも正確に把握することはできないとしている。4〜6月の収入を基準値として算出されているから、この間の残業抑止策もあるとか。年金直結の保険料がこうも分かりにくいのは確かに問題。。

本書は控除テクの紹介ではなく、天引きされていく税金の仕組みを把握することを推奨している。源泉徴収になれたサラリーマンもしっかりせよと。


確かに税金は取れるところから取る。今はじわりと気づかぬうちに剥がれされていても、将来は分からないのだから。