Google App Engine for Java(グルージェント)読了、、「所有から借用」はアプリ設計思想にも影響。
「for Java」対応で実用性が格段にはねたという、Google App Engine(GAE)。インフラエンジニアとしては、プラットフォームの設計構築手法に影響がないか気になってはいたのだけど。
制約1:
複数のアプリケーション/ユーザでプラットフォームを共有する。
・アプリケーション/ユーザはプラットフォームを汚染できない
・アプリケーション/ユーザはプラットフォームを占有できない
制約2:
リソースは分散システム上に配置される。
・アプリケーションは複数のアプリケーションサーバ上で動作する必要がある。
うーん、汚染させない占有させないの方法論が、GAEの場合、プロセスやスレッド、ソケット生成の禁止やファイル作成の禁止等、ハードルが高い。。
インフラ屋にとってみれば、おかしなゴキブリアプリがいなくなりそうでよさげだけど、その制約上のアプリに性能を約束するプラットフォームづくりって、こちらのハードルの方が高くないか。。
それに分散リソースの設計も厄介な。スケール保持を優先しているから、既存のDB設計やデータ配置、バックアップ方式も修正要。
うわ、、クラウド思考が定着するまでに方法論を取り込まないと、本気でインフラ屋の生計が立たなくなりそう。(アプリ屋はもっとヤバそう)