流転工房

シンギュラリティをこの目に

スーパーインフラエンジニアは、ビジネスとして脆弱。。

インフラエンジニアの日常には、様々な「構築後」の運用作業も多い。。

システムに異常が検知され、オペレーターの手に負えなければ、昼夜問わずコールがあり、場合によっては、現地やリモート保守端末のある拠点にかけつける。。

そんな運用サービスを生業とする人々に対し、世の中の考え方がじわりと変わってきている。


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運用サービスは、お客さまのシステムをよく知っていて、業務形態を熟知しているような、“スーパーエンジニア”が必要とされることが多く、属人的、労働集約的」という点を指摘。

「ビジネスとして脆弱」だとする。

また、システムのクラウド化が進行することによって、「お客さまとシステムが1対1で対応していた時代は終わり、エンジニアが駆け付ければすむ、というものではなくなっている」点も問題で、運用サービス提供体制の見直しが必要になっているという。

まぁ、運用保守費にメスが入るのか、、といったよくある話に見えて、仮想化(ここでは、インフラとアプリのレイヤ分離)の基盤が普及し始めたことによる、運用体制の見直しが一部で始まっている。

納期、初期費用を削り削った果てのシステムが、スムーズ(人手に頼らず)に動いているのは珍しく、リリース後も、やむを得ず人が張り付くシステムは少なくない。

結果として、労働集約的なビジネスによる売上が成立していうのだけど、昨今のエンタープライズ・システムの市場縮小と、サービス化の台頭を考えると、、
オーダーメイドのシステムを構築し、運用保守に大量の人間が貼りつくビジネスは、衰える可能性は高いのかもしれない。


インフラエンジニアは、エンタープライズ部門に所属していると、大規模だけど一システムに貼りつくことが多いから、こうしたビジネスモデルの変化に取り残されないようにしたい。