流転工房

シンギュラリティをこの目に

小説日和〆武士道ジェネレーション、、早苗さん無双は遠い日々。

16、17、18と読んで、今回偶然本屋で見かけ。。

途中歴史の厄介ネタに絡むのはしんどかったけど、主人公二人の尖った面は変わらず、面白かったです。

 

早苗さんの日本舞踏の足さばきが、軽い唐突感もありながら、道場のマセガキの目標として登場するシーン。

なぜマセガキかというと足さばきを見せるために袴でなく短パンとなった早苗さんに見とれてしまう、、私を足フェチ(太もも寄り)と知っての狼藉か、、と突っ込みつつも、早苗さんの無敵コマンドが忍ばれる。。

 

とはいえもう一方の香織さん。

剣道一筋で頭が悪い(足し算間違える)設定が全面に出てきて、残念ながら、古道場が舞台であれば、海岸補正を受けた海賊キャラよろしく無双となる。

今回は桐谷の100?の秘伝を身につけ、外人の回し蹴りすらさばききっている、、早苗さん無双は遠い昔だ。

 

にしても、玄明先生は理想だな。。

白か黒かの若者たちに灰色で応える老境は、時代と向き合ってきた厳しさがある。

それを察しつつも真っすぐな主人公たちはただ眩しいばかり。

 

ところで、現代剣道の武具はもう発展しないのかしら。

木刀から竹刀の流れで技術が発展しただろうから、防具を見直せばより刀身の切れを再現できるだろうに。

防弾チョッキに採用されている素材やプロテクタータイプで、より安全で衛生的にやれないだろうか。。道着や武具のカビはメンテがしんどいだろうに。

 

黒岩さんは賛同してくれそうだけど、香織さんには殺されそうな発想だ。