流転工房

シンギュラリティをこの目に

余剰SEの職務転換。。

全文は日経産業新聞1月19日付に掲載しています。

富士通、余剰SE変身作戦

 富士通がグループで抱える約3万人のシステムエンジニア(SE)の大がかりな職務転換に乗り出した。一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。野副州旦元社長の急進的な改革路線を修正した富士通はSE余剰問題で軟着陸を目指すが、クラウドの奔流にのみ込まれる危うさもはらむ。

[News Edge面]


富士通の3万人SE職務転換大作戦は成功するのか? - GoTheDistance

↑ブログでも注目されていて、とうとう時流に止められない勢いがついてきた感じ。


自分の立ち位置であるユーザーサイド(社内SE)から見ると、SIerのビジネスモデルは習熟しておかないと提示費用の妥当性がわからないから注目しておきたい。

とはいえ、社内SEは間接部門で、本業収益を守らないとあっさり首を切られるから、SIerも必死だろうけど、こちらも必死。SIerの再編の裏では、「情報システム部門」の対応の遅さもリストラの対象になっていると思う。

これまでの10年、SEというビジネスモデルにはしっかり食べさせてもらえたけど、次の一手を模索せにゃ。

基本は受託開発にかかっていたコストを削減し、あまった予算を他のITに振り分けるという「クラウド思考」なのだろうなぁ。(情シスの人間だから、IT予算枠の削減までは望んでいない)