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【News】iPadをつかう公立高校。速さの価値。 #gigofront

県立高校がiPad導入で模索する「10年先の未来型学習」
ジャーナリスト 石川 温 2011/11/11 7:00

■50分の授業で素材撮影から編集、プレゼンまで

生物の授業中にiPad2を使う千葉県立袖ケ浦高校情報コミュニケーション科の生徒

 iPad2が日本で発売されたのは4月末のことだが、生徒の手に渡ったのは6月に入ってからだった。そのあとは、積極的に授業だけでなく普段の校内活動でも活用している。

たとえば生物の授業。生徒がまず開くのはiPad2に保存してある電子化された資料だ。その日の授業では、種子植物の生殖過程を顕微鏡で観察するという内容。生徒たちは変化の様子をiPad2のカメラレンズを顕微鏡の接眼レンズに当てて撮影する。撮影した画像データはiPad2内のプレゼンテーションソフト「Keynote」で、その場でリポートにまとめていく。撮影時にピントが合わずに苦労した生徒が多かったようだが、それでも実にスムーズな流れで授業が進んでいった。

 きれいに撮影ができ、プレゼンテーションソフトにまとめられた生徒が、先生に呼ばれて前に出た。生徒はiPad2を電子黒板にケーブルで接続し、まとめたばかりの資料を表示しながら、ほかの生徒に説明をする。この間かかったのは、普通の授業時間にあたるわずか50分間。「いままでのやり方で、50分でここまでやるのは不可能だった。カメラを内蔵しコンテンツ編集機能が備わっているデバイスだからこそ実現した」(永野教諭)。


作成から共有までスムーズに進んでいるなぁ。

この記事のポイントは、iPad導入よりも1コマの授業でゴールとするアウトプットまで到達しているところかな。

世代間で技術面の「ついていけない」は、すべからく「物事のはやさ」に起因するものが多いから。

ツールが生み出す時間圧縮の価値は、いつだって変わらない。

リアルタイムの情報解析とアウトプット化の手法は、常におさえておきたいもの。

各駅停車より新幹線の速さにお金を払う時代はとっくに出来上がっているのだから。


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