流転工房

シンギュラリティをこの目に

フリーター、家を買う。(有川浩)読了、、超鬱展開から始まるフリーターの成長物語。


図書館戦争は読んでないけど、というかこの作者の著書とは知らなかったけど読んでみた。。実は持家/賃貸議論の興味の延長で読んだのに、小説で序盤の鬱展開は完全に不意打ち。


主人公は三ヶ月で新卒入社の会社をやめた若者、、冒頭で語られるのは、その後、再就職も上手くいかずフリーター、、そして数十年と父親の振る舞いの為に村八分にされていた母親が欝に陥っていくかなりキツイ展開。。


この展開で読むのを止めたくなったけど、主人公の再出発のゴールに悪くない読後感。

人を認めること、人に認められること、言葉の重み、軽さと、重いテーマに立ち向かう姿(主人公にも周囲の人にも)には感動させられる。。