流転工房

シンギュラリティをこの目に

2010-10-11から1日間の記事一覧

『小松左京 継ぐのは誰か?』 この世界を「継ぐのは誰か」、、殺害予告から始まる壮大なテーマ。

小松左京のSF本では、「果しなき流れの果てに」に継ぐ傑作だと思う。まさに魂的におすすめ。未来都市での学生たちの一人に、突如として、また、未知の手段で、行われた殺害予告。予告を受けた学生たちと予告した者との攻防は、予想外の発展を見せる。ネタば…

『給与明細は謎だらけ』 課税対象の収入を、控除と出来る項目を意識すること。

給与明細は謎だらけ。まさに。ここ10年のサラリーマン年収の右肩下がりが顕著になってきている中、理解していない天引きを、楽だからといって許容すべきでないと。節税云々ではなく、明細を把握せよと。 で、基本の所得税。 年間給与収入額−給与所得控除額…

『ドロップシッピングスタートブック』 アフィリエイトは広告紹介、ドロップシッピングは物販。

2007年12月発行で、Web業界本としては少々古いのかもしれないけど、ドロップシッピングの解説本として分かりやすい良本だった。仕組みや理論への言及も勉強になる。アフィリエイトでは、アフィリエイターとして製品を広告し成果報酬(PPP Pay Per Perf…

『黒鉄ヒロシ 幕末暗殺』 幕末の闇。突如として前後のつながりをなくす歴史の断層。

菊は栄える 葵は枯れる 西にくつわの音がする 黒鉄ヒロシの幕末3部作?の「新選組」「坂本龍馬」に続く作品。マニアックすぎる視点の為か、amazon、楽天ともに新品の取り扱いはない、、惜しい。とはいえ、幕末といえば、開国攘夷、勤王佐幕という極端な二元…

『神田蘭 恋する日本史講談』 「自由恋愛」以前の女性たちの情熱。

久々に日本史。講談師がハリセンで語る恋物語ということで。 どの志士たちも、自分たちの大義でもって命を賭けて生きておりましたから、明日をもしれぬ命。だから彼らはめいっぱい、女性との快楽にも耽ったのだそうです。 暗黙の了解というか掟みたいのがあ…