『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』 真摯さと言われても。
やっと読んだ、、来年三月にはNHKでアニメ化というから勢いがある。
「その立場の人間が、結果ではなくプロセスを大切にするというのは、やっぱり真摯さに欠けると思うの」
ドラッカー本には読後も興味がなくて、小説としてストーリーや挿絵の方に目が行ってしまったのはいつものことだけど、主人公、川島みなみのCoolさが渋い。。ってか、怖いな、、高校三年生とか関係なくこの種の人間は怖い。
で、真摯さですよ。
ラッカーの言う「真摯さの欠如」とか「リーダーの真摯さ」は本書でもとかくクローズアップされる用語。
でも、わからない。ピンと来ないときは経験値が足りないか、日本語訳がボヤけてる(日本語らしく)かどっちかな気がするので、原文をググる。
表示されたのは、INTEGRITY。。ここでインテグリティか。アルクでチェックしてみるとこんな感じ。
integrity
【名】
1. 誠実{せいじつ}、正直{しょうじき}、高潔{こうけつ}、品位{ひんい}
2. 完全{かんぜん}(な状態{じょうたい})、完全性{かんぜんせい}、全体性{ぜんたいせい}
3. 《コ》インテグリティ◆システムや信号の整合性を意味する。
うーん、、1,2を飛んで、3の整合性とか例文にある一貫性と訳してもよかったんじゃなイカ?
正直さとか高潔さとか余計な属性をもつ真摯さという言葉より、目的・結果を得るための一貫的な行動こそが、インテグリティでリーダーの素質とすればシンプルなんだけど。冒頭の責任を担う人間のセリフの怖さにも通じるような。
とはいえ、ドラッカー本はこの本ではじめて触れたところがあるけど、あまり興味はないかなぁ。
「強い個人」をつくり上げる下地があってこそ、「マネジメント」という専業マネージャの力が活きるし、そこに制約があるなら「弱兵をもって降す」という方法論の方が興味深い。
また、さらなるリソース不足から「少数精鋭一点集中」という方向性も、時代にあっているような気もするかな。