流転工房

シンギュラリティをこの目に

『Oracle on UNIXデータベース管理』 SolarisDBAの至高の名作。




Oracleデータベースをインフラサイドから扱うと、ほとんどの作業がOSに直結している。
インストール作業となると、8割方がOSの設計といっていいかも。


本書は、そうしたOS(Solaris)上でのOracle管理・解説に特化している名作。
残念ながら、入手が難しくなっているけど、その血脈は「ホントは役に立つOracleコマンド管理術」に引き継がれている、、というかタイトル改本かも。


構成も、DBAとしてのプロセス管理、メモリ管理、ディスクとファイルの管理、、とわかりやすいカテゴライズが続く上に、下記のような「こんなときどうする?」なるページも整備され、至れり尽くせり。


やりたいこと関連コマンド&ビューページ
マシンのハードウェア使用(スペック)を確認したいprtdiagP.20
OSやハードウェアの基本情報を確認したいuname -a, uname -pP.19
現在のログイン名を確認したいidP.22
……ETCETC.


名作と褒め称える理由は、長く使えるから
本書初版は2004年刊行だけど、2010年末の今読んでみても、気づきや学びがあるのは、しっかりとしたテーマと方式視点、実用性を重視しているからか。
Oracle on UNIX なDBAには、必携お勧めの本(今手に入れるなら↓か)。