流転工房

シンギュラリティをこの目に

狙い打つ日々、、弓返り(ゆがえり)なる弓のアーキテクチャ。



弦を離した後(矢を放った後)、弦が反転する動きが不思議だったけど。。



しかし、和弓の構造で弦がひっくり返る動きは、矢にどう伝わるのだろう。

弦は弧の動きで反転するのか、弓を持つ手で弦の動きを微調整する必要があるのか。

それとも矢の先端を的からずらすのか、、ピンとこないな。困った、、以降宿題と。

弓が反転?


これは、「弓返り(ゆがえり)」なる仕組みらしい。

和弓の矢は弓の右側につがえるため、まっすぐに射つと右寄りに飛びがちとか。

それを押さえ込む力(ひねり)を、弓を持つ手(親指と人差し指の付け根の皮)で作る必要があり、その結果の動きが弓返りとな、、「角見を利かす」という。



すなわち和弓タイプの方式として、「左右のぶれ」を計算に入れる必要があるということか、、大砲でいうと砲身のブレを手動で修正しろと。

このあたり、アーチェリータイプだと、弓の左側かつ弓の中心線まで削られているから、弓は不動で矢もまっすぐに飛ぶよう改良されているようだ、、歴史文化のちがいあり。



道場の先生から、ひねる力があるのは教わったけど、あれが「角見を利かす」というやつかもしれない、、和弓、大弓を装備する以上、「結果としての弓返り」はまっすぐに飛ばすには意識しなければならない技術のようだ。


↓購入済みのゴム弓(座右弓)には、弓返り再現機能が(たまたま)ついていた。

↓理論の整理に最適。


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