流転工房

シンギュラリティをこの目に

『とある飛空士への恋歌 3 4』 学徒出陣の哀しさがキツイ。。

 


ラノベ消化中。。

表紙絵からわかるようにクライマックスへ。5巻で完結らしい。

主人公たちは謎に包まれた空賊と遭遇、、あっという間に交戦状態へ。その戦いの中で、仲間との死別や弱肉強食の理に翻弄されていく。

にしても、学徒出陣に至るまで戦況を悪化させた軍上層には、リアルヴァーチャル問わず腹立たしい。いらだちが邪魔してストーリーにのめりきれなかったのは残念。

いや、戦場の絆とか、守りるべきものとか、若人たちの哀しいテーマなのだけど、あまりに美しく描かれてしまうと、つくづく大人は何しとるかと、こういう子供たちを大人に育てるのが仕事だろうと、戦場ロマンの危険さが目についてしまう。。


この辺りはオヤジ目線になってしまったのか。中学の頃は好きだったけど、靖国の特攻隊遺書を読んでからは、それじゃすまなくなってしまったなぁ。

空戦は好きだけど、戦時組織・軍事リソースとなると目線が変わる。「いかに効率よく味方を殺すか」は銀英伝の言だけどどうもいかん。

ちなみに、クレアとカルのロミジュリな恋の行方も急展開を繰り返して、こちらは満足。アリー一択(3巻で妹属性の存在を知る)な自分でも4巻クライマックスにはシビれた。。