流転工房

シンギュラリティをこの目に

貧乏はお金持ち(橘玲)読了、、「人生の選択肢」を増やす「マイクロ法人」という在り方。


正社員の定数は限られている。

別の在り方を模索すべき。そのひとつの形がマイクロ法人であるという。

本書は、フリーエージェントとしての一人会社により会社に委託している財務税務をハンドリングしようという話。

高額な利息、必要以上の税金を払っていないか見直す必要がある、、というか見直すことの出来るのがマイクロ法人か。

収入を上げるより、支出を減らすほうが資産形成には即効性があるのはどこだって変わらない、、特にサラリーマンは「取れるところから取る」の最前線だからなぁ。。


とはいえ、マイクロ法人化による正社員契約から業務委託契約への移行がリスクなのは間違いない。。

このあたりの躊躇の有無がフリーエージェントへの適正というやつだろうか。

えいやでやってツキをつかむかという世界というし。


どちらかというとマイクロ法人礼賛よりは、サラリーマン正社員でありつづけることのリスクの方に重点がおかれてる。

つぶしが効かなくなり、人生の選択肢がひとつだけになり、しがみつかざるをえなくなり、、と心身ともに摩耗するコンボは悲しい。。

「雇われない生き方」の模索は、選択肢を増やすひとつの形であると本書は言う。