流転工房

シンギュラリティをこの目に

老いてゆくアジア(大泉 啓一郎)読了、、人口ボーナスという視点は栄枯盛衰の響きがある。

人口ボーナス論に絡んで紹介される本を読んでみた。

人口ボーナスとは生産年齢人口>従属人口(子供・高齢者)で、その時期の消費力が急速な経済発展を生み出すことをいうらしい。


日本の例だと、1990年までのバブル期が、「ボーナス」に相当する。。

その後の日本の急な経済停滞が、好調が示される中国、その他アジア地域で起きていく、それも10年程の将来に、とのこと。

人口=国力ということだから、国の構成人口が老いていけば、国そのものが老いるということか。。

今の中国の発展もボーナス時期に相当しているとすれば、生産年齢人口<従属人口の逆転は必然の流れ。

また2007年問題といわれた生産年齢人口の一挙引退も再現されるのか。


本書ではいろいろなデータが使われていて消化しきれなかったけど、栄枯盛衰を実感するデータを見た。

アジア全体が老いる時、その時代に日本は先行者利益を得られるか、、考えねばっ。