流転工房

シンギュラリティをこの目に

クジラは誰のものか(秋道智彌)読了、、クジラ本その二は環境汚染問題提起。






引き続きクジラ語りの本を呼んでみた。

この本では捕鯨国、反捕鯨国、政治視点、漁業視点、文化・経済を整理してくれる。前のC・W・ニコルの本は、商業捕鯨時代終盤の光景だったおのかな。


興味深いのは、日本の銚子、青森では捕鯨による海洋汚染(血)でイワシやサンマがとれなくなると反対運動があったとか。

クジラの大群が捕食する小魚も数トンクラスだろうし、リソース管理の面では害獣といわれても仕方がない。。


それに、人間が保護したら、せっかくの神獣・聖獣もカモシカやカンガルーのように害獣化して駆除対象となってしまうのはありがちで悲しい。


クジラは誰のものか、という問いは、問いだけ。

政治宗教的なクジラ論議より、クジラの水銀汚染を引き起こしている海洋汚染をなんとかせいと言われた気がするのは気のせいか。